12月21日(日)曇
伊丹十三が昨夜、自殺したらしい。なんでも、明日発売される「FOCUS」に援助交際の疑惑が持たれる写真が載るらしく、遺書には「死をもってしか潔白を証明できない」と書いてあったらしい。しかし、それでは全く逆だ。死んだ人間はもうなにも話ができないから、勝手な事実が先行していくはずなのである。現に、俺は援助交際はあったものと思っている。でなきゃ、どうにもつじつまが合わない。もっとも、テレビの報道によると、遺書にはこう書かれていたが実際の原因は、映画の不調などといったもっと別の所にあると言われているが・・・。
これは、今回の件に限った話ではないのであるが、世間は自殺した人間を擁護するような風潮がある。こういった風潮に俺は断じて反対だ。自殺はそんなにきれいな者ではない。どちらかというと犯罪だ。もっと、犯罪者に近い扱いでもいいのではないかと思う。自殺する人間の苦しみはわからないでもないが、こういった風潮は次なる自殺者を生む。